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専門学校(2年制)にかかった費用

長男は私立高校卒業後、IT関係の専門学校へ入学することになりました。(2011年4月入学)
主人が元々コンピュータ関係の仕事をしていて、小さい頃よりパソコンに触れる機会も多かったせいか、IT関係の仕事をしたいと本人が決めていました。

一流大学へ進学できるのならしてほしかったですが、到底無理。
誰でも入れそうな大学へ行って遊ばれるよりは、専門学校で実践に近い知識を得たほうが良いと私も考えました。
この頃、大学生は就職氷河期時代。
卒業しても就職が難しく、資格を取得するために大学卒業後にさらに専門学校へ通う人が増えてきいているようでした。
それならば最初から専門学校です。

本人は当初4年制のコースへ進みたいような事も言っていましたが、2年学校で学び、2年は職場で働きながら知識を身につけるほうが絶対に身に付く知識が多いと勧めました。
本当にそう思っていましたが、経済的な負担も2年が限界だったと思います。
授業料は想像以上に高かったです。

大学受験はしなかったので、受験料は安くてすみました。
専門学校のみでAO入試エントリー料と振込手数料の合計10,630円のみでした。
大学受験する方で、数校受験すると受験料のみで30万円近くかかると聞いたことがあります。
その負担がなくてすみました。

入学金と初年度授業料は入学前に一括納入でした。
高校の授業料は学期ごと3回に分けて納めれば良かったので、ずいぶん違いを感じました。
高校時代は県や市の補助金などもありましたが、当然そういうものはありません。
ただ、本人が申し込む利子付きの奨学金や教育ローンの案内は専門学校からありました。

当然のことですが、高校時代と違い、お小遣いは渡していません。
自分のバイト代で携帯電話料金や小遣いはまかなってもらいました。
ただ昼食代のみ1日500円を渡していました。お弁当は嫌がって持って行かなかったのです(-"-)
こちらの支出は食費に入れています。


専門学校入学までにかかった費用
内 容 金 額 備   考
受験料
交通費など
11,530円 たぶん申込み者全員が入学できるはずなのに、AO入試ってなんで?
入学金 300,000円 入学が決まって、11月には納入しなければなりませんでした。
1年目授業料 1,308,000円 文系の私立大学より高いと思いました。入学前の1月に納入。
合計金額 1,619,530円
入学金、初年度授業料ともに入学前に一括納入しなくてはなりませんでした。
どちらも「いかなる理由があっても、一切返金しません。」と書かれてありました。
「中退などせずに、必ず卒業してくれ〜!」と祈らずにはいられませんでした。


1年目にかかった費用
内 容 金 額 備   考
パソコン 95,000円 授業で使うノートパソコンとパソコンバッグ
通学定期 85,010円 バス・電車定期代、行事交通費
その他 7,833円 参考書、文房具、証明書などの雑費
各種検定試験料 6,000円 資格試験などの検定料
選択科目授業料 52,000円 授業料は支払済みだと思ったのに、選択教科は別納入でした(涙)
2年度授業料 1,377,000円 来年度授業料です。昨年同様、1月に一括納入。
学校諸経費 10,300円 諸経費の追加納入
合計金額 1,633,143円
昨年同様、来年の授業料は1月に一括納入でした。
やはり「いかなる理由があろうとも、一切返金しません」と書かれてありました。
それにしても、初年度授業料は支払済みだとおもっていたのに、選択科目の授業料が別納入だとは・・・。
必ず受けなければならないという事ではなかったのですが、先輩たちまで教室にやって来て「受けておいたほうが良い」と話をされたみたいです。
そんなに必要なら、最初からカリキュラムに入れておいて欲しかった。


2年目にかかった費用
内 容 金 額 備   考
通学定期 82,080円 バス・電車利用
学校諸経費 32,211円 途中で追加の集金がありました
就活費用、雑費 8,380円 写真や交通費などの一部。ほとんど自分のバイト代で支払っていました。
合計金額 122,671円
2年生の時にはアメリカ西海岸へのいわゆる修学旅行がありました。
一応、自由参加ですがクラスのほとんどが参加。
学校の授業料は全部払ってやりましたが、これは自分で参加するように言いました。
学校案内の旅行ローンは保護者が組まなくてはいけない事になっていましたので、仕方なく貯金をおろして旅行代金を息子に貸しました。(38万円)
毎月少しずつ返してもらい、今では全額を返してもらいました。

以上、2年間で340万円近い出費でした。
やはり我が家の場合、4年制に行かせるのは無理だったと思います。
でも当初考えていた通り、働きながら知識を身につけるほうが、密度が濃いと思います。
専門学校の授業は高校までと違って、午前だけの日、午後だけの日もありました。

息子が入学したクラスでは高校卒業と同時に入学したのは息子ともう一人だけ。
あとは大学中退者、大学卒業者が多かったです。
やはり新聞に書かれていた通り、大学卒業後に入学する人達も多かったようです。
親の負担はどれだけ大きいんでしょう!
そして残念ながら途中で専門学校を辞める人も多くて、クラスの3分の1程度が辞めてしまいました。
その人達はせっかく払った授業料、無駄になったのでしょうね。


息子は今、小さなホームページ制作会社で働いています。
就活時に一部上場の大手家電量販店から内定通知をもらいました。
大企業なので、先生が「とりあえず、受けろ!」と言って同じ学校から大人数が受けたそうです。
なぜか息子が採用されたのですが、web関係の仕事ではなかったので、断ってしまいました。
親としては複雑な心境でした。
もしその会社に就職して定年まで勤め上げれば、安定したそれなりの生活が送れそうだったからです。
ただ途中で辞めてしまったら、最初は販売だけの仕事で身に付くスキルも少なく、再就職先も見つからないかも知れません。

今の会社はとても小さく経営も安定していませんが、技術は身につけられる仕事だと思います。(もっと優秀にならなければなりませんが)
もし倒産するようなことがあっても、技術が身についていれば自分一人でも、腕一本で食べて行けるかも知れません。
最近本人も「クリエイティブな仕事は楽しい」と言っていたので、彼は正しい選択ができていたのではないかと今となっては思います。




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